メインクーンはアメリカの「メイン州のアライグマ」という意味です。遺伝学上では、猫とアライグマとの混血はあり得ませんから、外見上の特徴からその名がつけられたようです。 フランスのマリーアントワネットの愛猫であったアンゴラ猫(バンキャットとも)が革命時にアメリカへ逃がされ、その土地の野生猫と混血し、メインクーンが誕生したとも言われています。
しかし、その野性的な風貌からは想像もできないくらいにドジでマヌケで人間が好きであるというのが、私の印象です。 抱っこが好きなわけではないけれど必ず人間の傍にいたがります。だけど、決して人間の邪魔はしません。 人間と一緒に生きていく上でのルールを生まれたときから知っているような、飼いやすい猫種だと思います。 自分が猫であるとは思っていないのかもしれませんね。人間の幼稚園児が家中を駆け回っているような錯覚さえ感じるくらいです。
本当に、メインクーンは飼ってみないと分からない味わいがありますよ。
さて、メインクーンにも外見上のスタンダードというものがあります。キャットショーに来られるブリーダーさん方はこのスタンダードに沿いながらも自分の理想とする メインクーン像を追求していらっしゃいます。
興味があれば、私の解釈が入ったスタンダード解説を読んでみてください。