MC スタンダード
2005年のTICAメインクーンのスタンダード改正に伴い,新しいスタンダードを翻訳してみました。私なりの解釈のものです。違う点もあるかもしれませんが、
そのへんはご容赦願います。
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◆頭部 | ||
形: | 幅広で適度なくさび型、ボディとのバランスがとれたサイズであること.幅広というよりはわずかに面長である. 高く突出した頬骨の下にマズルの終点が明白に分かる事。 | |
目: | 大きく、少々楕円形。目を見開いたときにはまん丸に見える。目の間隔は広い。 目尻は耳の外側の付け根に向かって少し斜め方向を向く。 目色は、グリーン〜グリーンゴールド〜ゴールドの範囲内の濃淡のもので毛色と目色の相互関係はない。、 白猫と&ホワイトの猫に関してはブルーとオッドアイが認められる。 | |
耳: | 大きく,付け根は幅広。外側の付け根は,内側の付け根より少し外側についている。 耳の外側の付け根は,目尻の高さより少し高い位置についている.耳の外側の淵は,少し外側に傾いており, 11時と1時の方向を越えないこと.頭の高い位置についており,内側の付け根は耳1つ分の幅より狭い. 耳の高さは,付け根の幅よりも長さがあるが,頭部の長さとバランスがとれていること. ほどよく尖った耳は,リンクスティップにより実際よりも少し高く見える. 飾り毛が耳の外側に向かって生えている. | |
あご: | 幅広で,マズルが四角形に見えるのに十分なだけの奥行きがあること.鼻から上唇,下あごにかけてのラインが一直線であること. | |
マズル: | 四角い | |
横顔: | 額はなだらかな傾斜である(ジェントルカーブ)。 ノーズブリッジ(鼻と額の接点部)はゆるやかに凹にカーブしており,そのままスムーズな鼻筋へとラインを描く。 Kittenに関してはわずかなバンプ(コブ)は許される. |
◆ボディ | ||
胴: | 大きく、長く、重量級で肩とお尻までの部分が長方形.胸は幅広で 背中は真っすぐ.メスは明らかにオスよりも小さい. | |
骨格: | 堅固である。 | |
(筋)肉付き: | 堅固で力強い。 | |
脚: | 中程度の長さで,脚と胴とで長方形をかたちづくる. | |
足: | 足は大きく、丸く、飾り毛がよく生えていること。 | |
尻尾: | 長さは少なくともボディと同じ長さ(尻尾の付け根から肩までの長さ)で,付け根は太く、先っぽにかけて細くなる。 毛は豊かで流れるような毛である。 |
◆毛の色・模様 | ||
長さ: | 不揃いである。肩の毛は短く、だんだんと背中や横腹にかけて長くなっていく。 腹部と半ズボン丈の部分の毛は長くて豊かでシャギーである.尻尾の毛は長くて豊かである。正面のラフ(襟毛)は年齢とともに長くなる. | |
毛質: | 全天候型の毛である。薄いアンダーコート(下毛)がコートに厚みを持たせるが,ボディに沿ってなめらかに流れるように生えている。毛質は綿のようであってはならない。 | |
カラー: | Partycolor(アンドホワイト)の猫は脚4本ともにホワイトがあること. |
<総括>
メインクーンは、アメリカの自然発生の長毛種である。本質的に気立ての良いこの種は、
自然に適応する者が生き残る自然淘汰のなかで進化してきた。
忘れてはならないのは、メインクーンは基本的に、未開の奥深い森の地や
厳しい気象条件の中で自活できる”ワーキングキャット”として進化してきた事である。
メインクーンは大型種で、大きな耳・幅広い胸・堅固な骨格・長く、物凄く筋肉質で長方形のボディ・
長くてゆったり垂れた尻尾を持つ。
健康で重量感のある筋肉により、メインクーンは力強く見えるのである。
<許容点>
スタンダードにおいてはオスの方が好ましい.オスとメスのサイズの違いは必ず考慮せねばならない.
サイズによってタイプが損なわれることがあってはならない.メインクーンは成熟するまでに時間がかかる種である.
Kittenでの幅の狭い耳つき位置,成熟したオスの幅広な耳つき位置は大目に見られる.
<減点対象>
・目:アーモンド形のつりあがった目・見開いたときに上瞼がフラットである目
・耳:耳の間隔が狭すぎ,垂直に立った耳・耳の付け根が狭い耳・耳の間隔が広くて広ってしまった耳.
・顎:弱々しく,後退している顎・幅がなく,奥行きのない顎.
・マズル:著しいウィスカーパッド.
・横顔:真っすぐな横顔・ローマンノーズ・著しいバンプ(鼻筋のコブ)
・胴:幅狭な胴
・尻尾:短い尻尾
・コート:少々のアンダーコートもないこと・お腹の毛がシャギー状でないこと・全体的に均一なコート
・カラー:明らかなロケット(ソリッドの猫に見られる,白い斑点)
<前スタンダードからの変更点>
頭部について: | 形の点数が5点減,横顔が5点増加,首の点数が削除. |
ボディについて: | 胴,骨格については変更なし.四肢が7点減,尻尾が5点減,(筋)肉付きが7点増加. |
毛の色・模様について: | パターンの項目が5点追加.長さ,カラーは変更なし.毛質が5点減.”毛量は豊富である必要がない”という文言が消えた. |
減点対象について: |
以下の項目が削除された. ・アンダーショット(受け口)。 ・長すぎる脚。 ・丸い頭部。 ・短く、コビー(ペルシャのような体形をコビーと言う。)なボディ。 (つまり、MCにしては寸足らずなこと) ・か細く、重量感のない骨格。 ・全体に小さな猫。 |
<管理人のひとりよがり考察>
January2006スタンダード変更にともない,修正 |